軽自動車デイズルークス 自作の車中泊ベッドで水平に寝る

軽自動車デイズルークス
自作の車中泊ベッドで水平に寝る
あなたはテントを張った後の地面のデコボコや、近くのキャンパーの騒がしさなど、眠る環境に気になったことはありませんか。
「寝られなかった」と「寝なかった」とでは睡眠の満足度は違いますよね。
テント泊ではなく車中泊ならどうでしょう。キャンプ場ではタープ類で日中を満喫し、就寝は静かな駐車場で車中泊。たいていの方はテント泊なので駐車場には騒ぐ人はいません。カーサイトなら車の遮音性が周りの音を遮り、テントが無いのでサイトを広く使えます。
上の赤い車の写真は、撮影のため15cmの縁石に乗り上げて「傾斜」を演出しています。
車中泊用のベッドは「鋼製束」という部品を使って水平をとり、工具は使わず、費用も1万円程度で簡単に作ることができます。
フルフラットのシートアレンジ
運転席、セカンドシート、サードシートをフルフラットにしてみると、シートの形状や段差から平らにはなりません。これは倒した背もたれのヘッドレストの位置を、次のシートの座面の位置にすることでフルフラットにするから。したがって、前部と後部の高さに差が生じてしまうのです。
シートアレンジとしてはフラットですが、地面から見ると運転席側より後部座席側が高い位置になり、水平にはなりません。

駐車場の水勾配
15cmの縁石に乗り上げて高低差を演出していますが、キャンプ場の駐車場は水勾配がキツかったり坂の途中にあったりもします。15cmの勾配は極端としても鋼製束であれば水平を出せれます。

車中泊の方法
車中泊はシートの隙間をクッション等で埋める方法とベッドを備え付ける方法に大別されます。
検討:クッションで埋める
簡単なのはクッションで隙間を埋める方法です。しかし、クッションの高さが不揃いになりやすく、「水平」にこだわりたいので採用はしませんでした。ただ、一時的な仮眠や急場しのぎには手軽で効果的な方法です。

検討:ベッド
車の中にベッドを設置する方法です。家のベッドのように普通に寝られるのがイメージできます。YouTubeではパイプを組んで天板を載せる構造のものがありました。ベッド方式を採用します。

ベッドの構造
自宅のシングルベッドは、長さ200cm、幅100cm。4隅と中央に脚があります。
ミニバン車だとセカンドシートの足元、サードシートの足元とバックドア付近が脚になります。
※下図では脚の位置を赤丸で表示しました。

材料
ホームセンターで材料の候補をみます。
金属パイプ
必要なパイプの数やジョイント部分、さらにパイプを切断するためのカッターを揃えると、思った以上に費用がかかり、金属の加工自体も難しそうです。
木材
金属に比べて加工しやすく価格が安いのはメリットです。節や反りがあり個体差があります。
鋼製束(こうせいつか)
中央部分を回してネジの作用で高さを調整します。受けの部分の天板は「フラット」と「L字形」があります。
※当車中泊セットではL字形の採用です。

呼び方
建築用語では束(つか)と束(つか)をつなぐのを「大引き」と言い、大引きにクロスするのを「根太(ねだ)」と呼びます。

ベッドの構想
スノコを2枚並べるイメージです。
車内の曲線部分を加工すると難しい作業になりますので、ただ敷き並べるだけの「スノコ状」にします。ネジで固定はしないので簡単に設置できます。

木材の選定
流通量の多いツーバイフォー材は表面が綺麗で手の出しやすい価格です。しかし、今回のスノコでは幅89mmはスキマも89mmになり、マットがスキマから落ちる・沈む可能性がありました。ツーバイフォー材は候補から外します。
幅や表面の仕上がりから、以下の2つが候補に挙がりました。
- 第1候補:桟木
- 第2候補:内装用の小垂木
必要材料の見積り
- 鋼製束:6本
- 大引き:3本(設置場所に合わせたサイズ)
- 根 太:必要本数 = 室内幅の最小幅 ÷ 使用木材の幅
- 例1、室内最小幅120cm、木材幅5cm、24本必要
- 例2、室内最小幅110cm、木材幅5cm、22本必要
- C型クランプ:6個(百均で購入可能)
- 水準器:1個(百均で購入可能)
- ノコギリ:1本(百均で購入可能)

材料費試算
価格調査年月/場所:2022年8月/DCMホーマック
|
品 名 |
厚さ | 幅 | 長さ | 税込み価格 | 表面仕上げ |
| 桟木 12尺 | 27 | 50 | 3650 | ¥470- | 荒 |
| 小垂木 内装用12尺 | 30 | 45 | 3650 | ¥1298- | 良 |
| 品 名 | 伸縮長 | 税込み価格 |
| 鋼製束 | 135 – 200 | ¥404- |
| 190 – 270 | ¥415- | |
| 310 – 450 | ¥448- | |
| 370 – 540 | ¥492- | |
| 460 – 620 | ¥547- |
根太は24本~26本程度が必要なため3650mmを1200mmにカットするのが安上がりです。
大引きは鋼製束を置く場所の車内幅に合わせて寸法を合わせます。
※ホームセンターで有料カットを利用した方が時間を節約できます。
採寸車両
ニッサンデイズルークスで採寸しましたが、他の車種でも寸法に大差は無いと思います。
横幅の調整は根太の本数で、長さは重なり具合で調整します。
材料と採寸
- 木材は桟木を選択
- 根太は車内幅110cmを桟木の幅5cmで割ると22本必要
- 大引きは運転席110cm、後部座席足元114cm、バックドア103cmで採寸
- 鋼製束は190~270を2本、370~540を4本使用
見積もり
- 桟木3650mm(¥470)を9本使用、470*9₌4230
- 鋼製束190-270(¥415)を2本使用、415*2₌830
- 鋼製束370-540(¥492)を4本使用、492*4=1968
- 諸費用は単純計算で計上(有料カット代千円、C型クランプ等千円)
- 合計9028円
設置手順
1、シートをフルフラットにアレンジ
※当軽自動車はセカンドシートの背もたれが後ろに倒れないので、前に倒したシートアレンジにしています。

2、鋼製束をC型クランプで固定し大引きを作成する。
3、水準器で計る起点を後部座席の背もたれ上部としました。

4、バックドア付近の大引きの水平をとり、サードシート足元間との水平をとる。
5、サードシート足元の大引きの水平をとり、セカンドシート足元間との水平をとる。
6、根太を交互に配置する。

7、ベッドの揺れ防止対策は、できるだけシートと鋼製束を接触させる、背もたれを起こして根太に接触させるとベッドの揺れが少なくなります。

大引き
鋼製束をつなげて大引きにするにはC型クランプを使います。前作では鋼製束の天板がフラットなタイプを使い木ねじで固定しましたが、収納に難があったので今回のデイズルークス版では天板がL形のを使用しました。これで木材と鋼製束が分割できるようになります。

まとめ
当車中泊セットのポイント
- 鋼製束でベッドを水平に保つ
- シートを根太に接触させて揺れを防ぐ
- 木材を並べただけのスノコ状のベッド床
これらは他の解説記事や動画では触れられていない独自のポイントです。
特に互い違いのスノコ状のベッド床は、どんな車種にも柔軟に対応していきます。奥行きは伸縮することで、幅は本数を増やすことでワンボックス車から軽自動車まで大丈夫です。
木材は桟木を使いました。
表面が少し粗いため、木と木の接触部分から削りカスが出てしまいます。木屑が布団等に付着する可能性がありますので、ガムテープやクラフトテープを貼って表面を仕上げると、木くず対策が簡単にできます。
キャンプ場に水平なベッドがあれば、自宅と同じくらい快適に眠ることができます。
ほとんどの人がテント泊です。駐車場は基本的に静かですし、カーサイトであればテントを張る場所を有効に使うことができます。なにより、キャンプ後のテントの湿気取りや畳み直しといった、手入れが省けるのはメリットでしかありません。
車中泊セットが完成したら、まずは一晩「試し寝」をしてください。
マンション住まいなら「マンション駐車場de車中泊」をして、寝心地を確かめてみてください。当記事では遮光や換気については触れていません。不便を感じると思います。車中泊セット作成の第二弾は遮光と換気。さぁ、第一弾の当車中泊セットを作ってみてください。
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