焚火台どれを買うか迷ったら一斗缶で自作。薪の入れやすい作成方法
焚火台どれを買うか迷ったら一斗缶で自作しよう。薪の入れやすい作成方法を解説
焚火台を買いに行ったらソロ系・コンパクト系・軽量系・二次燃焼系などなど様々な種類があり値段もピンキリ。何を買ったらいいか迷いますよね。
そこで自作という手があります。あなただけの焚火台を作ってみませんか。
一斗缶の自作焚火台で焚火を趣味にしている筆者が、薪の入れやすい自作焚火台の作り方と芝生を焼かない方法を解説していきます。
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自作のメリット
焚火台に限らず自作するメリットをあげると。
- 使用していて不満があれば穴を開けるなどの改良ができる。
- 製作に関わる労働時間は含めないが、金銭的には材料費のみ。
- 自作品に穴を開けるのも、廃棄するにも罪悪感がない。
自作のデメリット
- 既製品に比べ見劣りがする。
- 構造の理解・寸法の割り出し・材料費の見積もりなど思った以上に手間がかかる。
- 材料費と制作にかかる労働時間を考えると、購入と大差ない場合がある。
材料の選定
材料は百均の商品を活用する、一斗缶やペール缶をもらってくる、廃材を活用するなどありますが、この記事では安価で作成するため一斗缶をもらってくることにしました。
居酒屋さんや料理屋さんの店舗の裏や横に一斗缶が置いてあれば、勇気を出して声をかけてみてください。問題なく譲ってくれます。
またネットでも購入可能です。上部が丸く開いているタイプですので、一斗缶を半分に切るだけで焚火台はほぼ完成します。
必要工具
百均で下記工具はそろいます。
- スクレイパー
- ハンマー
- プライヤー
- 軍手
作成手順
- 上部を切り落とす。
- 一斗缶を半分に切る。
- 薪の挿入口の開口部を作る。
- 完成
上部の切り落とし
強度のあるうちに四隅に切り込みを入れてから、上部を切り落とす。
半分に切る。
一斗缶の半分に切り込み線、上下1cmに折り返し線を引き、上下に切り分ける。
開口部の作成
下半分に開口部(内側に折り返し線)の線を引き、開口部を開ける。
完成
この焚火台の考察
この一斗缶自作焚火台の解説をします。
一斗缶を上下に切ったのは
下部は燃焼室、上部をのせることで煙突現象による空気の流入により燃焼の加速を期待できる。
空気穴を開けていないのは
薪の投入口から空気が十分に供給されるので、一斗缶の底や側面には空気穴を開けていない。
側面に薪の投入口を開けたのは
薪を上から入れるのは網や五徳をどかす必要があるが、開口部があると楽に火力調整ができる。
また長い薪にも対応できる。
開口部の強度確保
強度の確保として3等分を基準に割り出した。
上下5cmの強度を確保し、開口部の高さは7cmとし、幅を14cm、左右4cmの強度をとった。
使用の感想としては、開口部の幅は10cmでも良いと思った。
芝生を焼かない(焚火のマナー)
焚火台を使っていても地面との距離が近いと芝生を焼いてしまうことがある。これは燃焼部を中心に熱は全方位に広がるためで、既製品であっても脚の高さと遮熱板を考慮する必要がある。
※写真の黒い部分が熱を受ける地面をあらわし、矢印は熱の方向を示す。
脚の設定
一斗缶の上部を脚として使うとしたら強度不足のため転倒のおそれがあった。
百均の植木鉢の台が一斗缶の底に丁度良くハマり高さも良いので採用となる。
遮熱の方法
焚火からの熱を遮断するにはシートを敷くのが確実です。
焚火台シートは熱の遮断と火の粉で周りが汚れるのを防ぎます。
焚火台と地面の距離が20cm程度あればアルミホイルでも遮熱の効果はあります。
掲載中の写真は地面が砂地だったので遮熱板をつけておりませんが、芝生・地面を焼かないのがタキビストのマナーになります。
既製品の検討
材料費と製作時間と出来栄えを見たら「結果的に買った方が安いんじゃないの?」と思う方もいると思います。
材料を水平垂直に切るのは技術を要しますし、既製品を買う・手を加える方が安上がりなのも結構あります。自作が安いとは限らないので既製品を2点あげておきます。
まとめ
自作焚火台の作成方法をみてきました。
既製品に穴を開けるなどの加工には勇気が必要ですが、自作品は気兼ねなく追加の加工ができる自由さは最大の魅力ですし、経済的な面というより趣味の世界になります。
作ってみると他にも検索していくと思います。二次燃焼や無煙などいろいろ試してみるのも面白いですね。例えば百均で植木鉢の台+金網のざるで単純な焚火台とか、炭起こし器はソロ焚火台など今までと違った視点でみることができます。あれこれ考えるのも楽しいですよ。
とはいえ既製品に比べ自作品は見劣りがしますし、製作の労働単価を考えると安あがりとは言い切れないのもあります。購入も視野に入れましょう。
重要なのが焚火は風に弱いです。誰もアナウンスはしていないのですが風速3mが焚火の限度。風速4m以上は火が風に煽られ火事の危険性が高まるので中止になります。
風の影響については「焚火も料理もできる焚火台は?」の記事で触れています。下記のリンクから参考にできます。
自作焚火台がうまくできるよう願っています。
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