自衛隊・自衛官との結婚を意識した結婚相談所【自衛隊ブライダル】

自衛官専用結婚相談所「自衛隊ブライダル」

「自衛隊ブライダル」とは自衛官専用結婚相談所(オンライン婚活)で、男性自衛官と自衛官との結婚を希望する女性をマッチングするサービスである。

駐屯地近隣を意識していたが、意外にも遠距離でのマッチング希望が多くカッコ・オンライン婚活としている。

男性２７歳から４５歳、女性２５歳から３９歳まで対象。

自衛隊員限定結婚相手紹介サービス【自衛隊ブライダル】

 

コロナ渦のいま、結婚して共働きも考えると、職場と住居が近くなくてもいい職種は増えてきている。

居住する場所にこだわらないのであれば、結婚したら旦那の駐屯地近くに住み、女性のあなたはオンラインで仕事をするのは良い選択肢となりうる。もし、幹部の方と結婚されたら数年おきに転属があり全国をまわることになる。その場合はオンラインでも問題はないだろう。

 

自衛隊ブライダルでは遠距離の実績があり、サポート体制は万全である。また、自衛隊は女性自衛官に活動してもらうため家族支援に力をいれている。今の時代は女性にしか出来ない仕事が増えてきていて、例えば入浴支援では女性自衛官は必須だ。そのためにも派遣される女性（母）が家族を心配することなく活動できる体制を自衛隊はとっていかなければいけない。

共働き、子育て、学校行事など演習でもない限りは自衛隊は最大限協力するし、しなければならない。現代は女性無しに任務を完遂出来ないのである。

 

とりあえず会員登録だけでもしてみよう。男性１８歳から３５歳、女性１８歳から２９歳まで対象。

男性自衛隊員との出会いと結婚を目的とした唯一の会員制クラブ
【自衛隊プレミアムクラブ】

 

出会い方

じつは私は当会ではないが、結婚相談所で妻と知り合った。我が家を例にすると、父（警察官）は家庭調査のため訪問した先の娘さんが母だった。私は結婚相談所、弟は知り合いの紹介、上の妹は職場の先輩、下の妹は高校時代の同級生。と出会いは様々。

 

結婚相談所の長所

現代は晩婚化で出会いが少ないのかもしれない。私は４９歳のおじさんになったが、今でも親交のある高校の同級生５人のうち結婚しているのは２人。他３人は仕事が忙しくて、休みが無くて、出会いもないとぼやいている。晩婚化のいま、結婚相談所は出会いを求める良い場所である。みな結婚という同じ方向を向いていて、真剣さがまるで違う。

 

情報漏洩

自衛隊ブライダルは個別に紹介する方式なので「全国の入会者様～」みたいな一覧が無いので顔バレする心配はない。つまり、同じ部隊のあいつも、他部隊のあいつも入会していた…ということがないのである。

どこの世界でも探し出して、茶化すヤツはいるものだ。身元がバレないのは良いことである。

 

それぞれの階層の特徴

若い幹部自衛官は忙しい。私が当直についていたら２３時の消灯ラッパで帰って、６時の起床ラッパに出勤する忙しい幹部もいるし、普通に暇な幹部もいる。役職・立場によって忙しさは変る。

やっぱり幹部は幹部である。職責が重いので、俯瞰して全体をみる。家庭内でも統制をとれるのだろう。給料も高い。定年後は陸曹に比べ再就職先が優遇されるようだ。

 

私は陸自しか知らないが、３等陸曹もおススメ。部隊の義務教育は終わっているので、休日もたっぷりあり、あなたを楽しませてくれることだろう。

 

晩婚化のいま、３０代４０代も良い。年収も階級も高いわりにカネの使い道が無いから通帳にたんまり入っているに違いない。

 

まずはパーティーに参加して自衛官の雰囲気を探るのもアリ。

自衛隊員男性と、自衛隊員との真面目な出会いや結婚を考える女性だけが対象【自衛隊プレミアムパーティー】

 

ローン払い

私は２６歳で結婚。２４歳で結婚相談所に入会した。３等陸曹に昇任し、義務教育を修了したのを期に結婚に向け前進。とある結婚相談所に入会。諸々含めた３０数万円をローンで払う。毎月４名くらいを紹介されて、双方ＯＫならお見合いとなる。

私は全員にＯＫを出すが、大体は断られた。つまり、料金の内なのだから全員にＯＫしないと損と考えていた。

 

都度払い

自衛隊ブライダルは第１と第３金曜の隔週に紹介状を送付。女性には隔週4名ずつの計８名。男性には隔週3名ずつの計６名を紹介。

「マッチングＯＫになれば、お見合い日時や場所を自衛隊ブライダルが調整し、仲介費用をいただきます。」とある。

「都度払いかよ」と思ってしまった。１回１回料金が発生するのは財布に寒い風がふく。人はローンになってしまえば「消費したお金」ではなく口座から引き落とされた「数字」として認識するが、財布から直に消えていくのは「損をした」感じになるから不思議だ。

 

まじか、安すぎる。

自衛隊ブライダルのＦＡＱには「男性の方は、なんと登録費と月会費共に無料。異性がお見合いを承諾した時、および成婚した時のみ費用がかかる仕組みで費用的リスクがありません。」とある。もし過去に戻れるのなら２４歳の私に絶対に絶対に絶～対に勧めるサービスだ。

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料金がかかるので厳選する。

しかし、１回１回にお金がかかる。できれば不成立は少ない方が良い。ならば良い人を見つけよう。となる。プロフィールをじっくり読み、写真から雰囲気や性格を感じ取り、自分に合うかどうか。趣味や所在地も重要。もし運よく付き合うことになれれば、自分と相手の距離はどうか、移動手段は、移動時間は・・・。１回のマッチングにつき男女とも、お金ががかる。ＯＫ出すか悩みどころである。

私のように「料金の内なので全員にＯＫ出しま～す」「断られました～」とでは真剣さが違うのだ。

都度払いは真剣に考える。

 

都度払いは高いのか？

私の所属した結婚相談所は３０数万円。単純に３０万円としよう。自衛隊ブライダルも計算しやすく６０００円とすると、３０万円に達するまでには５０人と出会えることになる。人生のタイミング次第なのだが、結果的には安上がりではないか？

 

自衛隊の任務

自衛隊の主任務は有事に動くこと。副として災害時に派遣されること。

東日本大震災では自衛隊の活動が知名度を高めた。

 

自衛隊内の仕事とは

大別すると有事を想定した「演習」と、部隊を運営するための「恒常業務」からなる。

毎日毎日訓練漬けではないので、部隊を運営するには物を補給・補修したり、訓練に関する部隊間の相互調整や人事など演習以外の業務がある。これが恒常業務。

 

遅ればせながら自己紹介

私は４５歳で陸上自衛隊を退職した。３５歳のときにウツ病になり、なんとか平常に戻った。４０歳で部隊転属。ある歌の「人生１度きり」の歌詞を真に受け退職を意識。

恒常業務はすっごく楽しかった。が、演習はキツイし何をしているのかわからなかった。つまり演習に、戦争に、有事で生き残ることに対して、勉強して来なかったのである。

 

いま思えば上司に聞くこともできた。演習に関する勉強もしないで自衛隊が悪いと決めつけ、妻も親も上司も反対するなか、退職した。

 

今は年間２９９日を春夏秋冬、豪雨でも吹雪でも屋外で作業している。年収は自衛隊の半分を下まわり３００万円に満たない。生涯収入は自衛隊に比べ３分の１になるだろう。それでもついてきてくれた妻には感謝しきれない。

 

振り返れば自衛隊には辛いことや不満があったが、それも含めても楽しかった自衛隊生活であった。辞めたことに一切の後悔は無い。

ただ退職後の生活は苦しくなり、休みは極端に少なく、疲れ切ってはいるけれど…。

辞めたことに後悔は無いのは事実。あるのは妻への感謝の気持ちだけである。

 

私の部隊

部隊は戦車等を修理するために必要な部品を整備員に渡す補給業務であった。

整備部隊から部品請求が来る。ほぼ在庫は持っていないので上級部隊に請求する。入荷次第整備部隊に払いだす。これが一連の流れ。

 

補給業務（恒常業務）は天職と言ってもいいくらい楽しく、やりがいのある仕事だった。

特に、上級部隊に部品を取りに行くとトラック満載になる。後輩と一丸となって、手分けして整備部隊の棚に払いだす。倉庫がきれいに片付く。気分爽快。後輩との一体感もあり楽しいとしか言いようがなかった。

 

自衛官との結婚のデメリット

自衛隊の任務は有事の際に動くこと、災害時に派遣されることは前述した。ココが１番のデメリットになる。絶対そばに「いてほしいとき」、一番心細いときに彼は旦那は「いない」。いてほしいときにいないのが人命を守る職種の宿命である。

 

年間休日多すぎ

休みは多い。演習や特別勤務がなければ土日祝の休み、ＧＷ、２週間近くの夏休み、うまくいけばシルバーウィーク、２週間近くの年末年始休暇。私はこれを「普通」と思っていた。

 

代休とは

しかし代休も貯まりやすい。演習は土日を含めて設定される。当直と警衛の特別勤務も土日にあたる場合もある。休みが多いのは代休消化の意味合いでもある。

 

自衛隊は家族支援を重視する

卒業式・入学式・運動会・学芸会・結婚式など特別勤務の作成者に調整して用事のある日を外してもらうことは全然可能。さすがに演習期間はどうにもならないのだが…。

また自衛隊の行事があり、駐屯地開放、年末の餅つき。娘たちが小さいときは餅つきが楽しみのようであった。娘たちは自衛隊に育てられたと言っても過言ではない。

 

女性自衛官の大変さ

女性自衛官は大変である。自衛官として、母として、妻として、もう何足もワラジを履いている。

子供を保育園に送って出勤はギリギリ。子供が熱を出したと保育園から呼び出し。終礼が終わったらダッシュで子供を迎えに行き夕飯を作り風呂に入れて寝かせる。

それでも何とかして演習に行きたいと言うから凄いのである。あんなにキツイ演習なのに。女性自衛官には頭が下がる。

 

結婚したらアパート？官舎？

自衛隊官舎は人気がない。入居者は当然全員自衛官。先輩後輩の関係もあるだろうし、掃除当番などあって正直面倒くさい。室内灯やストーブは建物に付属しておらず全部自前で買いそろえる。面倒くさい、物がない、デメリットである。

 

デメリット？　メリット？

しかし、デメリットなのだろうか？　昨今では近所つき合いが無いと言われている。

結婚当初、古い官舎に入居したら月１回の資源回収に奥様方が作業して、奥様方の定例会もあった。月１回の官舎内の草刈は全員参加だった。若かったので面倒くさいと思っていたが、住民の顔が見えて、むしろメリットだったのかもしれない。こうでもなければご近所さんと会話することもないだろう。

 

長女が生まれて駐屯地近くの新しい官舎に引っ越した。新しい官舎は掃除当番しかなく楽だった。官舎は３０代くらいの人が多く、子供も同じような年代。娘たちは官舎内のお友達とよく遊んでいた。子供が遊ぶと言うことは奥様方の交流もあることである。

私はアパートに住んだことはない。しかし、官舎の方が子供のためにも良いような気がする。

結婚相手として

自衛官を結婚相手にするのは良い選択だと思う。福利厚生がしっかりしている。休みが多い、家族支援を重視している、などなど。
共働きも十分可能であり、官舎も悪くない環境である。そして自衛官は家族を大切にする。自分を犠牲にしててでも、誰かを守るのが自衛官である。

 

デメリットは災害など「いてほしいときに、いない」こと。幹部は数年おきに転属すること。自衛官でも自殺する人がいること。そして自分を犠牲にしててでも誰かを守ること。

あなたを、あなたを守るために、彼は旦那は何でもする。これはもうあきれるとしか言いようがないのではないか。

 

元自衛官の誇り

私は元自衛官。高校を卒業して陸上自衛隊に入隊し２５年。２等陸曹（４５歳）で退職した。ウツ病というよりも演習を勉強していないのが原因だが、ウツ病ごときで自衛隊が隊員を退職させることは無い。極端に言えば半身不随になっても、自衛隊は定年退職させる。

「もうここが潮時だな。人生１回。民間も経験したい。」と思いこみ、妻も親も上司も、全員の全員の反対を押し切り退職した。

そんな私にも元自衛官という誇りがある。自衛隊の記憶は消せないのである。２９９日春夏秋冬屋外勤務をしている元自衛官の作業員に、そんな私についてきてくれた妻に感謝している。

 

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