あなたの家族の健康を守る性教育【性病(性感染症)の症状と避妊】
あなたはいま、プライベートゾーンが「かゆい」「痛い」とか何か「違和感」はないだろうか。
それは、もしかしたら性病、性感染症かもしれない。性感染症は粘膜と粘膜が直接接触して感染する病気。つまり、コンドーム(バリア法)をしないセックスでうつる病気である。
コンドームをしないことは予期せぬ妊娠を招く。その結果、中絶になりやすい。
正しい知識をもって自分の身を、性感染症から将来の我が子を守ってほしい。
断言する。オトコは出して終わり。その後は知らない。それは私がよく知っている。
私は49歳のおじさんで、私が35歳の時に避妊に失敗した。常に中絶(我が子殺し)が頭をよぎり、妻に生理が来たときはホッとした。その懺悔も含めていま執筆している。
この記事では性感染症と避妊と中絶、そして予防について解説していく。ひとりでも不幸な出来事が起きないことを願う。
あなたの家族の健康を守る性教育【性病(性感染症)の症状と避妊】
老いも若きも、オトコはヤルことしか頭にない。特に若ければなお更だ。性教育で知っているのは「おしべとめしべ」くらいの知識。妊娠と避妊の概念は無いと言ってもよい。
私の高校時代は幸か不幸か彼女はいなかった。もし、彼女がいたとしたら避妊は知らなかったと思う。いい雰囲気になってセックスに至ったとして、コンドームは持ち合わせていないから中で出していたし、妊娠したら中絶を選択するより他なかった。
未成年の偶発的なセックス
思うに未成年者はセックスが身近ではないこと。偶発的に良い雰囲気になりコトに至るが避妊具の持ち合わせが無い。と推測する。
高校卒業以降は行動範囲も広がってセックスがより身近になってくる。が、性教育が十分でないため性感染症に対しての知識は無いに等しいのではないか。
ラブホテルならコンドームはあるが、たまたま偶発的に良い雰囲気になり避妊具の持ち合わせがないから、生ですることになるのが問題である。
性病(性感染症)の症状
性感染症は粘膜と粘膜が直接接触して感染する病気。コンドームでバリアせずにセックスしてうつる病気である。自覚症状の無い場合が多くパートナーに知らずにうつしてしまっている可能性は高い。罹患者は20台前半が最多だが10代も少なくないのは見過ごせない。
性感染症には不妊につながりやすい。出産時に母子感染の可能性もあるなどの不利益は多い。
性器クラミジア感染症
男性は尿道から感染して急性尿道炎を起こし、前立腺炎、精巣上体炎になることもある。
女性は子宮頚管炎、子宮内膜炎などを起こす。
しかし男女とも、症状が軽く自覚のないことも多い。
性感染症は子宮外妊娠、不妊、流産・早産の誘因ともなる。妊婦が感染している場合には産道感染により、新生児に封入体結膜炎を生じさせることがある。また、1~2か月の潜伏期を経て、新生児・乳児の肺炎を引き起こすことがある。淋菌との混合感染も多く、淋菌感染症の治癒後も尿道炎が続く場合には、クラミジア感染症が疑われる。
スマルナではクラミジアおよび淋菌を同時に検出できる検査キットの取り扱いがあるので、不安なら利用してみるのが良い。
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淋菌感染症
男性は急性尿道炎として発症し、放置すると前立腺炎、精巣上体炎となる。
女性は子宮頚管炎や尿道炎を起こすが、自覚症状のない場合が多い。進行すると子宮内膜炎、卵管炎等の骨盤内炎症性疾患を起こし、後遺症として不妊症になる。咽頭や直腸などへの感染や産道感染による新生児結膜炎などもある。
性器ヘルペス
性器やその周り、お尻に痛みやかゆみ、不快感などを伴う⽔ぶくれができ再発を繰り返す。一度感染するとウィルスが体内に潜んで、体の抵抗力が落ちたときに再発する。抗ウイルス薬の内服で再発や無症候性排泄等を予防することができる。
尖圭コンジローマ
尖圭コンジローマは、性器周辺や肛門周辺にイボができる症状で、かゆみや痛みはない。潜伏期間は数週間~8カ月と長いため感染源の特定は難しい。現在のところ尖圭コンジローマを完全に体内から排除する方法はなく、表面的な治療を行っても体内にウイルスが残っている。また出産時に母親が尖圭コンジローマに感染していれば、産道で新生児が感染してしまうようなケースもある。
梅毒
2013年以降、梅毒が猛威を振るい罹患者数は上昇傾向にある。特に梅毒合併妊婦の半数以上は10代~20代であり、胎児の先天梅毒も増加している。
特に妊婦さんが梅毒に感染していると胎盤を通して胎児に感染する先天梅毒になり、死産、早産、新生児死亡、奇形が起こることがある。
感染後約3週間 | 陰部、口唇部、口腔内、肛門等にしこりができ、鼠径部のリンパ節が腫れる。痛みがないことも多い。 |
感染後約3か月 | 病原体は全身に運ばれ、手のひら、足の裏、体全体にうっすらと赤い発疹が出る。 |
感染後数年 |
皮膚や筋肉、骨などにゴムのような腫瘍が発生する。 心臓、血管、脳などの複数の臓器に病変が生じ、場合によっては死に至る。 |
男性の治療が最優先
意外にも性感染症の症状は、無いか軽い場合が多い。
女性は自分の体の異変に気付きやすいので受診をするのだが、オトコが陰部に異変を感じたから受診する、ということは、まず無い。受診という概念すら無いと言ってよい。
パートナーに「なんか変なんだよね。」とぽろっと言って、パートナーに受診するように言われて、言われて、言われて、しぶしぶ受診したら深刻だった。と言うのが大体のパターン。
性感染症は双方に感染の可能性があるため、男性パートナーの首に縄をかけてでも泌尿器科に連れていき「治療させる」ことが最優先である。でないと「あなたがまた感染させられる」から。
オトコ側の治療が絶対的に最優先である。
性感染症になる仮説
2019年の感染症発生動向調査(女性)によると、女性の性感染症の罹患率は梅毒で急増し他は横ばいで推移している。発症のピークは20台前半だが、10歳以降の思春期女子の罹患者も一定数いる。
性感染症と予期せぬ妊娠は「もともとセックスをする前提になく避妊の準備がされていないこと」と仮説をたてた。
性生活の有る無し
セックスは既婚者であれば当たり前にある行為で、コンドームの準備がされている。
未婚者、特に思春期の若者は、たまたま「いい雰囲気」になってセックスの機会が突然来る。
日頃から「もしものとき」用にコンドームを準備するだろうか。下心はあっても避妊の気持ちはあるだろうか。いい雰囲気になってからコンドームを買いに行くだろうか。どれもNOである。
もともとセックスをする予定が無かったところにチャンスが巡ってきた。コンドームは無い。膣外射精もしくは中で出す。その結果、妊娠の心配と性感染症の危険が浮上する。セックスに至る行動の調査結果は無いので仮説の域を出ないが、行動パターンはこれに近いだろう。
提案 コンドームの準備
そこで提案である。思春期男子に「避妊に責任を持て」は到底無理な話である。オトコは「する」ことしか頭になく「出して終わり」の責任の無い生物であり、妊娠・避妊の知識は無いに等しい。
そこで女性側でコンドームを準備してほしい。生理用品を入れるポーチに「もしも用」で1つ。取扱説明書と一緒に。
あなたは自分の身を自分で守るしかない。オトコに避妊は任せられない。
「コーラで膣を洗えば妊娠しない」は現代でもオトコの世界では信じられていることである。
自分を守るのは「あなた」
ここまで読んでくれている「あなた」は自分の身を自分で守る知識を得ている。コンドームで「避妊」と「性感染症予防」。そしてピルは「自分を守る」こと。
是非「もしも用のコンドーム」を準備して、自分の身を守ってほしい。未経験者もしくは経験の浅い女性には特に、である。自分の身は自分で守らんことを願う。下記の記事を参考にしてほしい。
あなたの身体を守る選択肢 低用量ピル 副作用と服用効果について
予期せぬ妊娠の背景には
性感染症をみてきた。感染することはコンドーム無しの生でしていること。
結果的に妊娠を意味する。その過程は以下の通り
1、まず、性行為があるが、
2、妊娠の仕組みを知らないため、避妊の知識がない。
3、妊娠による体の変化があっても、妊娠しているとは思わない。
4、妊娠の知識がないため中絶も知らない。
5、相談しない・できないから支えてくれる人がいない。
アフターピル
緊急用避妊薬は避妊しなかった、避妊できなかった、避妊に失敗した、またはレイプされたなど、望まない妊娠を回避する「妊娠を阻止する最後の手段」とし使用する。
受精卵が子宮内膜に着床することで妊娠するので、受精する前もしくは着床する前までに早急に服用しなければならない。妊娠阻止率は以下の通り。また下記の記事も参考にされたい。
中に出された。避妊に失敗した。【アフターピルの入手方法と値段】
妊娠阻止率
24時間(1日)以内:95%
48時間(2日)以内:85%
72時間(3日)以内:58%
無防備な性交が行われた後、72時間(3日)以内にできるだけ速やかに1錠を服用する。医師の処方が必要である。
人工妊娠中絶
令和2年度の人工妊娠中絶件総数は141,433件。20歳未満では10,309件となっている。
決して少なくない中絶件数であり、15歳未満は127件、15歳は284件。中学生で411件の中絶がある。
中学生の年齢で命の重さを知り、中絶=殺すことを選択する。この年齢で命の選択をするような不幸はさせたくはない。もし、うちの娘がそうなったら、間違いなく、私は相手の男をぶっ殺ろしている。
まとめ
十分な性教育がなされていないのが根本的な原因である。妊娠・避妊に性感染症、中絶、女性の身体についてもっと深堀して教育すべきてある。「寝た子を起こすな」とは言っていられない状況である。
2017年に日本性教育協会が高校生・大学生を対象に避妊についての調査を実施した。「コンドーム」による避妊法は9割を超え、次いで「腟外射精」となっている。また20歳未満の人工妊娠中絶手術を受けた女性に「今回妊娠したとき避妊はしていたか」についての問いかけには腟外射精(24.4%)とコンドーム(19%)という結果である。
中絶は「自分の子供を自分の手で殺すこと」に他ならない。予期せぬ妊娠と性感染症を防ぐためにも知識は必要で、女性が主体的に使える「低用量ピルの服用で避妊」して、性感染症予防には「コンドーム」を使用する二重防御(DualProtection)が推奨される。
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避妊は誰がする?
避妊を男性に依存する傾向は2016年に日本家族計画協会が実施した「既婚女性の避妊法選択」の結果と何ら変わらない。既婚家庭であっても避妊していない実態があり、これが中年世代の中絶率の高さになっている。
オトコは「避妊に無関心で、妊娠するオンナが悪い。金を出すから中絶してこい。」とさえ思っている。男は自分の体ではないから「他人事」でしかないのだ。
守るのは「あなた」
あなたは、あなた自身が、自分の手で自分の身を守り、将来の我が子を守る避妊法を身につけなければならない。下記の記事も参考になるだろう。また、ピルに関しては上記のスマルナのアプリを参照されたい。
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